桜田門外の変について。

2020年03月02日

 安政7年3月3日(1860年3月24日)に江戸城桜田門外(現在の千代田区霞が関)で、水戸藩からの脱藩者17名と薩摩藩士1名が彦根藩の行列を襲撃、大老 井伊直弼を暗殺した事件の日です。

 

 当日は春なのに、雪が舞い散っていました。

江戸城へ向かう登城中に桜田門外にさしかかったところで、襲われています。

 

 護衛は60余人いましたが、雪のために普段とは服装が異なり、刀には柄袋をつけていたので、迎え撃つ対応に遅れがでました。

 

 その為に、井伊家の家臣たちは主君を守り切れずに、井伊直弼は殺されその首を奪われてしまったのです。

 

 旧暦3月3日はひな祭りでした。

江戸に住まう諸藩の大名は、江戸城に登城する日が決められていました。

 

 上巳の節句(じょうしのせっく)3月3日のひな祭りは奥向きではひな人形を飾り、白酒がふるまわれ、諸大名は登城して将軍に礼辞を言上したと伝えられています。

ですから、井伊直弼も登城するのは確実とふんだと言われています。

 

 <吉村 昭>氏の小説を映画化した時代劇として、「桜田門外の変」は2010年10月16日に映画として公開されています。

興味のある方は、ご覧になってください。

ちなみに井伊直弼は、<伊武 雅刀>が演じていますよ。