福袋について。

2022年01月10日

 皆さんは、福袋はお買いになりましたか?

近年は、中に何が入っているかと考えながら選ぶワクワク・ドキドキ感より、中に入っている商品がわかる福袋が多くなっています。

 

 福袋がいつから始まったのかは、定かではないようです。

江戸時代に大丸呉服店(大丸の前身)が、残り布などを袋に詰めそのうちのいくつかに金の帯を入れて初売りで販売したのが、最初と言われている説があります。

 

 また、明治40年(1907年)に鶴屋呉服店(松屋の前身)、明治44年(1911年)に松坂屋が福袋を販売した記録が残っています。

他にも、仙台では江戸時代から初売りで福袋が売られていたという説。

大正8年(1919年)に永楽園というお茶屋がはじめたという説もあります。

昭和になるころには、多くの百貨店が福袋の販売をしていたようです。

 

 福袋は、七福神であり福の神として有名な大黒天が抱えている大きな袋が由来だと言われています。

大黒天の抱える袋の中には、幸福が入っているといわれそれにあやかって店側が事前にいろいろな物を入れて口を閉じ、客が自由に選び取る袋のことを福袋といいます。

 

 お正月の初売りで売られるのが一般的なので、運試しのような意味もあったのでしょう。

皆さんの運試しはいかがでしたか?