成田国際空港の開港日。

2021年05月20日

 食の話題が続きましたので、今日は違う話題と致しましょう。

 

 1978年5月20日は「新東京国際空港」が開港した日です。

2004年(平成16年)4月に、「成田国際空港」にかわりました。

千葉県成田市にある日本最大の国際拠点空港です。

 

 1960年代は、大型旅客機の増加と高度経済成長により、年々増大する国際輸送における航空機の重要性が高まっていきました。

しかし、羽田空港の拡張は海のために当時の技術では不可能に近く、さらに、さまざまな問題があり新空港建設の検討に至ったのです。

 

 しかし、新空港建設には反対運動が大きく立ちはだかりました。

【三里塚闘争】と呼ばれる反対運動です。

開港まじかの1978年(昭和53年)3月26日には、空港の敷地内に反対派ゲリラが入り、管制塔へと侵入。管制機器が破壊され開港が5月20日まで延期になるという最後まで大変な事件も起きていました。

 

 さて、1978年5月20日に開港しましたが、この日は開港式典と用地提供者への顕彰碑除幕式が開かれたのみでした。

開港2日目、午前8時3分に最初の飛行機がアメリカから到着しました。

しかし、貨物を運んだのみの状態でした。

 

 成田国際空港の南側には、成田国際空港にまつわる数々の物語を展示している航空科学博物館があり、そのかたわらにひっそりたたずむ<空と大地の歴史館>があります。

ここで、成田国際空港の開港までの厳しい歴史や事件などを知ることができます。

 

 新型コロナウイルス感染が落ち着いたら、ぜひ、行かれてみて下さい。