「君が代」とは。

2021年10月07日

 皆さんは、「君が代」を歌われたことはありますか?

今年は、「2020東京オリンピック」と「東京2020パラリンピック」が無観客で開催されました。

その時に、日本の選手が優勝して金メダルを獲得すると国歌が流れました。

そう、「君が代」です。

 

 「君が代」は、日本の国歌です。

そして、何と世界でもっとも短い国歌です。

さらに、世界の国歌の中で、作詞者が最も古いとされています。

 

 「君が代」は10世紀に編纂された勅撰和歌集『古今和歌集』巻七「賀歌」巻頭に「よみびと知らず」として、「我君は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」とある短歌を初出としています。

 

 国歌としては、1869年(明治2年)軍楽隊教官だったイギリス人ジョウ・ウィリアム・フェントンが日本に国歌がないのを残念に思い、作曲を申し出たことを始まりとしています。

 

 当時の薩摩藩砲兵隊長であった大山弥助(のちの大山巌)は、大隊長野津鎮雄と鹿児島少参事大迫喜左衛門とはかり、「君が代」を歌詞に選び2ともこれに賛成してフェントンに示しました。

フェントンによって作曲された初代礼式曲の「君が代」は、彼自身が指揮しイギリス軍楽隊によってエディンバラ公来日の際に、演奏されたということですよ。

 

 「君が代」は、本当に短い国歌です。

でも、深い歴史があるものとわかりますね。