東中野で「能」を!

2019年09月19日

 東中野には【梅若能楽学院会館】があります。

「能」は、鎌倉時代後期から室町時代初期までに完成した日本独自の舞台芸術の一つになります。

世界でも高い評価を得ている古典芸能である「能」を、東中野で身近に感じることができるのです。

 

 観世流梅若家の系譜は、奈良朝の橘諸兄(たちばなもろえ)に始まります。

現宗家 56世・六郎師は、橘諸兄から計算して56世・梅津姓を名乗った友時からでは47世となります。

 

 現在の【梅若能楽学院会館】は、昭和36年に開校されました。

建築家の大江宏氏が設計を手がけた内装は、コンクリート打ちっぱなしの内壁に、だいたんに配置された組み木細工を思わせる階段が印象的になっています。

 

 【梅若能楽学院会館】は、「能」を本格的に学びたいという方に広く門戸を開いています。

一般的な学校のように、いろいろな先生から学ぶことができるという珍しい形態をとっています。専門学校と同じです。

 

 現在は、能を中心として様々な形で舞台としても利用されていて、ミュージカル・クラッシクバレー・ライブなどにも利用されています。

 

 興味のある方は、ぜひ、立ち寄って下さい。

詳しい公演などについては、調べてから行かれるとよいでしょう。

 

 さて、週末はまた3連休になります。

ただ、天気があまりよくないようです。

そこで、気軽に出かけられて興味をひく催しを見つけました。

 

 『たばこと塩の博物館』で開催されている「館蔵 ミニチュア展~ 小さなものの大きな魅力~』に行かれてはどうでしょうか。

明治から戦前にかけて制作された1500点ほどの所蔵しているミニチュア作品を、博物館の移転後はじめての公開となっています。

 

 小さい作品なので、ぜひ、目を凝らしてじっくり見てきてください。