小笠原諸島が日本に復帰。
2021年06月28日
小笠原諸島が日本に復帰。
1968年(昭和43年)6月26日に、小笠原諸島は日本に復帰しました。
小笠原諸島はサンフランシスコ講和条約第3条により、アメリカの施政権下におかれていました。
米軍政時代はアメリカ海軍の基地が設置され、物資の輸送は1ケ月に1回、グアム島からの軍用船によって行われていました。
小笠原諸島は1593年(文禄2年)、『小笠原 貞頼』により発見されたと伝承されています。
1830年(文政13年)6月26日、欧米人や太平洋諸島民20数人が初の定住者となり、1876年(明治9年)に国際的に日本領土と認められました。
しかし、1944年(昭和19年)太平洋戦争により、全島民が内地へ強制疎開されました。
1952年(昭和27年)4月28日には、対日講和条約発効され、米国の施政下になっていたのです。
小笠原諸島といえば、自然です!
大部分は、1972年(昭和47年)に小笠原国立公園に指定されています。
そして、2011年(平成23年)には、小さな海洋島における生物の進化を示す見本として世界的な価値をもつことが認められて、日本で4番目の世界自然遺産に登録されています。
亜熱帯の島小笠原、どこまでも透き通る碧い海、不便はありますが魅力のある観光地でもあります。
小笠原諸島のうち、人が暮らしているのは父島と母島のみです。
アクセスは海路しかありません。
東京の竹芝桟橋から、父島行の定期船「おがさわら丸」が午前11時に出港し、24時間の航海を経て翌日の午前11時に父島の二見港に入港します。
お勧めのシーズンは、梅雨明け直後で台風の襲来のない6月下旬から7月初旬です。
シーズンの8月前なので、人も少なくまっ青な空と海がじっくり堪能できます。
今年は新型コロナウイルス感染で行くことはできませんが、ネットなどで小笠原諸島の自然を見るだけでも、少し気分がかわるのではないでしょうか。