桜桃忌・太宰治生誕祭!

2023年06月19日

 1948年(昭和23年)6月19日、6月13日に自殺した小説家「太宰 治」の遺体が発見されました。

この日は奇しくも誕生日でもあります。

 

 そして、6月19日は死の直前に書いた短編小説『桜桃』にちなみ、太宰治と同郷で生前交流のあった「今 官一」(こん かんいち)によって「桜桃忌(おうとうき)」と名づけられました。

 

 東京都三鷹市にある禅林寺には、太宰治の墓があります。

6月19日には法要が営まれます。

テレビでも放映されることがあり、多くの愛好家が訪れている様子を見ることがあります。

 

 太宰治は1909年(明治42年)6月19日、青森県北津軽郡金木村(後:金木町、現:五所川原市)に六男として生まれています。

本名は、津島 修治(つしま しゅうじ)といいます。

父の源右衛門は、県下有数の大地主でした。

 

 1940年に『走れメロス』として作家としての地位を確立しています。

第二次世界大戦後は、『ヴィヨンの妻』『斜陽』『人間失格』など、次々に作品が発表されています。

 

 太宰 治 1909年6月19日から1948年6月13日。享年38歳の人生でした。