東京証券取引所について。

2021年01月11日

 今年の大河ドラマは、「青天を衝け」です。

これは『渋沢 栄一』が主人公として描かれます。

2024年からは、1万円札で肖像に採用される予定にもなっています。

 

 その渋沢栄一は、前身の東京株式取引所の設定に尽力しているのです。

日本にも会社設立のために、資金を集める制度、組織が必要と痛感して、東京株式取引所の設立を主導しました。

 

 そして、立地にも渋沢の強い意思が込められていました。

渋沢は、兜町に住居をかまえていました。

理由は、かぶと町が将来的に東京のビジネス街になると予測していたからです。

 

 確かに、渋沢が描いたかぶと町ビジネス街計画は実現していきました。

しかし、物流の主役が舟運から鉄道へと変わったことで大きく変化してしまいました。

 

 さらに、取引がネット売買へと移行したことで、大きな変化が訪れているようです。

往時に比べると、かぶと町かいわいから株のにおいは薄くなってきています。

 

 でも、大河ドラマで渋沢栄一がフォーカスされるので、東京証券取引所をみながら、かぶと町の雰囲気を味わうために散策してみるのもよいかも知れません。