東禅寺事件です。

2021年05月27日

 1861年の5月28日は、品川東禅寺の英公使館を襲撃という事件が起こりました。

 

 NHKでは「青天を衝け」で水戸藩士の動きが少し紹介されています。

今回は、イギリス公使館を襲撃した事件を見ていきます。

 

 第一次東禅寺事件は文久元年(1861年)、第二次東禅寺事件は文久2年(1862年)の2回発生しています。

 

 東禅寺は高輪にあり、イギリス公使館がおかれていました。

文久元年(1861年)5月28日、水戸藩脱藩の攘夷派浪士14名がイギリス公使ラザフォード・オールコックらを襲撃しました。

第一次東禅寺事件になります。

 

 オールコック公使は5月27日東禅寺に入っています。その翌日の5月28日午後10時ころに公使館に侵入。警護していた外国奉行配下の旗本や郡山藩士、西尾藩士らが応戦。

公使館の警備兵2名、襲撃した浪士側3名が死亡。

 

 オールコック公使は無事でしたが、書記官のローレンヌ・オリファントと長崎駐在領事ジョージ・モリソンが負傷し、その後帰国しています。

 

 第二次東禅寺事件は、文久2年(1862年)5月29日、東禅寺警備の松本藩士伊藤軍兵衛がイギリス兵2人を斬殺した事件です。

教科書では、生麦事件から1863年の薩英戦争、長州藩の外国船砲撃に対して1864年四国艦隊下関砲撃事件などを勉強していくと思います。

 

 「青天を衝け」は、渋沢栄一を主人公としているので、幕末がどのように描かれていくのか、興味がわきますね!