東中野の史跡。
2022年09月29日
東中野の史跡。
JR総武線の東中野駅西口を下車して、銀座通り商店街を抜けると早稲田通りがあります。
この通りには、お寺が続く一角があります。
中には、歴史的に有名な人物が眠っているお寺もあります。
ちょっとご紹介いたします。
1 高徳寺
江戸時代の有名な儒学者「新井白石(1657~1725)」夫妻の墓があります。
このお墓に通じる道の両脇には、一門の墓も並んでいます。
2 源通寺
江戸時代末期から明治中期に活躍した劇作家「河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)」の墓があります。
『鼠小僧治郎吉』『三人吉三』『白浪五人男』など盗賊を主人公にした狂言を写実的にえがく近代演劇への道を開いた偉大な作家です。墓地への入口近くにあります。
3 青源寺
江戸時代後期の劇作者、狂歌師の「朱楽菅江(あけらかんこう)」の墓があります。
「大田南畝(おおたなんぽ)」、「唐衣橘洲(からころもきっしゅう)」と共に天明狂歌ブームを築き、狂歌三大家といわれました。
4 龍興寺
江戸時代に柳沢吉保と旗本諸士の帰依を受けました。
「旗本寺」と呼ばれるほどでした。
墓地には、柳沢吉保公正室の定子夫人と側室橘染子の墓があります。
そろそろ散策するにはよい季節。
ご紹介した立地に行くには、東西線の落合駅・大江戸線の東中野駅も利用できます。
静かな境内で、古に思いをめぐらせるのもいいですね。