みかんを食べよう!

2023年01月19日

 今が旬のみかん。

みかんには、骨粗しょう症による骨折や動脈硬化などによる脳血管疾患の予防対策効果が期待されているようです。

 

 みかんには、白いスジや薄い皮があります。

ヘスペリジンとペクチンが豊富です。

ヘスペリジンはポリフェノールの一種で、活性酸素を除去する抗酸化作用や抗炎症作用があるといわれています。

さらに、血流改善、悪玉コレステロールや血圧を低下させる働きもあります。

 

 ペクチンは水溶性食物繊維で、腸内でゲル状に変化し排便をスムーズにしてくれる働きがあります。悪玉コレステロールの排出やインスリン分泌を抑える効果もあるようです。

 

 果肉には、β-クリプトキサンチンが豊富です。

骨の代謝や動脈硬化の発症・進展には、酸化ストレスが関わっているといわれており、そのリスクが低下すると推定されています。

ビタミンCも豊富で、抗酸化作用にすぐれ皮膚や粘膜の健康維持や免疫機能を高める働きもあります。

 

 外の皮にもヘスペリジンやペクチンが豊富で、乾燥させた皮「陳皮」は生薬として昔から使われてきました。

皮に含まれているさわやかな香りの成分リモネンは、リラックス効果もあります。

 

 このように、みかんには体によい効果がありますが、どれくらい食べるのがよいのでしょうか。

β-クリプトキサンチンの働きを大きくするためには、1日にMサイズのみかんを3~4個を食べるのがよいそうです。

でも、みかんでお腹がいっぱいになり、ほかの食品が食べられなくなってしまうのは困りものです。ふだんの食事に加えて無理なく食べるか、カロリーの高い菓子類からおきかえるとよいでしょう。

 

 さあ、今が旬のみかん。

食べていきましょう!!