速記について。
2019年10月28日
速記について。
10月25日(金曜日)の雨は、大丈夫でしたか。
ほぼ一日中、降り続いていました。
時折、激しく降りました。低気圧の影響なのに、また、台風並みでした。
どうか、お身体には気をつけて下さい。
さて、皆さんは「速記」をご存知ですか?
速記とは、簡単な線や点でできた符号などを使って、人が話すことばをすぐさま書き取る技術です。
速記符号は、五十音に準拠して考案されています。
でも、簡略化されているので、ひらがな・漢字を書くよりスピードアップが図れて、話すスピードに負けない速さで文字を書くことができます。
ただ、そのままでは暗号のようなので、それを解読しきちんと整った文章に書きなおす作業までが「速記」です。
速記には、方式があります。
現在は、参議院式・衆議院式・中根式・早稲田式が代表的になっています。
1882年(明治15年)9月19日<田鎖 綱紀>(たぐさり こうき)が、ピットマン系のグラハム式に基づいて「時事新報」紙上に「日本傍聴記録法」を発表しました。
同年10月28日、東京で第1回講習会を開きました。
これを記念して、日本速記協会は10月28日を「速記の日」と定めました。
速記というと国会ですね。
国会の速記は、1890年(明治23年)の帝国議会開設と同時に採用され、今日に至っています。
第1回の国会より完全な会議録が残っているのは、先進国では日本だけです。
もし、国会中継を見る機会があれば、演壇の下に向かい合って座っている人達を見て下さい。
この人達が速記者ですよ。