スリッパについて。

2023年03月13日

 皆さんは、ご自宅でスリッパを使用していますか。

ホテルや旅館などに行くと、履くことは増えますね。

 

 まず、びっくりすることです。

何と、スリッパは日本で生まれたはき物です。

日本はきもの博物館の学芸員さんによると、スリッパの誕生は明治初年、東京の仕立て屋が考案したといいます。

幕末から明治にかけて、日本を訪れた西洋人を泊まらせる時に、靴と裸足の中間的なはき物のニーズが生まれ、東京の仕立て屋が考案したということです。

 

 そして、スリッパの日本一の生産量を誇るのは山形県の河北町です。

河北町は県内の内陸部、山形盆地の北側に位置します。

河北町は、ぞうりの生産が盛んだったそうです。

生活様式の変化に適応したスリッパ作りに移行して、現在の状況を確立したようです。

 

 新型コロナウイルス感染の影響で、海外からの欧米人をもてなすために日本で生まれたスリッパが、逆に輸出されているようです。

家の中で靴を脱がない外国人たちも、感染予防の目的として履き替えるニーズが生まれました。

 

 そして、もともとは「道の駅 河北」などでは地元産のスリッパが販売されているようです。

山形に行かれた際は、山形土産としていかがでしょうか。